旭川市立大学地域連携研究センター 2023年度「第2回研究会」のご案内
旭川市立大学地域連携研究センター主催
2023年度 「第2回研究会」のご案内
GISを用いた地図作りを体験してみませんか?
旭川市立大学地域連携研究センター
所長 大野 剛志
日頃より旭川市立大学地域連携研究センターの研究活動に対し、ご協力いただきまして誠にありがとうございます。
昨年度に引き続き、地域連携研究センター主催の研究会として、GIS(Geographical Information System、地理情報システム)の勉強会を2回にわたり開催します。
GISとは、地理的属性に関する情報をもつデータを地図として表示したり、分析をしたりするための技術です。一見すると難しそうに思われるかもしれませんが、現在では学術研究のみならず世の中の様々な業務で利用されています。無料で使用することのできるソフトも充実してきており、GISは身近な存在になっています。また、2022 年4月より高校「地理総合」が必修化されましたが、その重要なテーマの1つにGISが大きく関連するなど、教育現場での利用も拡大してきています。
この度の研究会では、無料のGISソフトであるQGISを使用し、GISの基本的な操作方法やデータの取得方法などの解説を交えながら地図の作成を実際に体験していただきます。
これまでGISに触れたことのない方々を主な対象としておりますので、是非ともお気軽にご参加ください。また、地域調査の成果のとりまとめやプレゼンテーションなどにも大いに活用できますので、大学生、高校生の皆様の積極的な参加もお待ちしています。
記
●旭川市立大学地域連携研究センター 第1回研究会 ※終了しました
開催日時:2023年11月14日(火)18時15分~19時45分
会場:旭川市立大学A棟(経済学部棟)4階405教室
運営担当者:勝又 悠太朗
旭川市立大学経済学部経営経済学科 助教
旭川市立大学地域連携研究センター運営委員 研究会 主担当
専門は人文地理学、経済地理学、地域経済論
●旭川市立大学地域連携研究センター 第2回研究会 ※終了しました
開催日時:2023年11月28日(火)18時15分~19時45分
会場:旭川市立大学A棟(経済学部棟)4階405教室
運営担当者:同上
■GISを用いた地図の作成例
①統計地図
統計データを地図化することで地域的な特徴を視覚的に理解することができます。
図 都道府県別にみた人口増加率(2015-2020年)
資料:「令和2年国勢調査」より作成。
図 北海道における市町村別人口(2020年)
資料:「令和2年国勢調査」より作成。
②分布図
住所情報を緯度経度に変換することで分布図を作成することができます。
図 旭川市におけるコンビニの分布(2022年10月時点)
資料:iタウンページより作成。
③地域概観図
行政区画や標高、道路、鉄道などの地図データを組み合わせることで目的に合わせた地域概観図を作成することができます。
図 瀬戸産地の概要とFC部会加盟企業の分布
資料:愛知県陶磁器工業協同組合提供の資料および各社ウェブサイトより作成。
出典:勝又悠太朗(2020):愛知県瀬戸陶磁器産地における産業用陶磁器生産の変化と流通構造.地理学評論,93,pp.17-33.
※GISで地図を作成後にドローソフトで加筆修正して最終的に完成させています。
■参加にあたってのお願い
①QGISのソフトをインストールしたパソコンをご持参ください。インストールは下記のURLよりできます。
https://www.qgis.org/ja/site/forusers/download.html#
②参加には事前申し込みが必要です。
参加をご希望される場合は 、2023 年11月24日(金)16時00分までに氏名、勤務先もしくはご所属をご記入の上でメールにてお申し込みください。後日、お申し込みいただいたメールアドレス宛に研究会の資料やデータなどをお送りします。
*参加申し込み先
旭川市立大学地域連携研究センター事務室
■お問い合わせ先
旭川市立大学地域連携研究センター事務室
TEL:0166-48-3121(平日のみ 9:00~16:00)、FAX:0166-49-2552 )