【活動報告】「札幌市下水道科学館見学会 CUDチェック!」への参加
山崎ゼミでは札幌市下水道科学館にて行われた「札幌市下水道科学館見学会 CUDチェック!」に参加してきました。
「色のシュミレータ」というアプリケーションを利用しながら市で運営される科学館でどのようなCUD(=カラーユニバーサルデザイン)への配慮がされているのかをテーマに見学してきました。「色のシュミレータ」では様々な色覚特性を持つ人の色の見え方を体験することが出来ます。
イベントでは下水道のしくみに関する映像を見たり、様々な展示物を見学したりしました。
まず、会場に訪問すると入口横にカラーユニバーサルデザインの地図が掲示されていました。しかし配慮され作成されているものでも明るさなどの環境によって十分に活用できなくなることがあると分かりました。
次に、下水道のしくみを紹介するためのパネルにはイラストレーションが多く利用されていました。それは色弱ではない人にとって見やすいように考えられ配置された色も「色のシュミレータ」を通して確認すると全く違う色に見えてしまったり似たような色に見え区別がつきにくかったりしました。
次に、水再生プラザでどのように下水を処理しているのか実際に使われている機械の運転操作を模擬体験できるものがありました。体験中に赤色と緑色の3つの丸があり赤色のものを選ぶ場面で私が自分の目で見ると赤色と緑色に見えても「色のシュミレータ」を通して見るとほぼ同じ色に見えてしまうことがありました。このことから実際に色弱の方が模擬体験をしようとした時に満足に体験できなくなる可能性があることが分かります。
このようなことから配慮を心がけてはいるが、まだ改善の余地があることが分かりました。
また、イベント前には札幌市内でどのようなユニバーサルデザインがあるのか散策をしました。
今回学んだことを、今後の学習や活動に活かしたいと思います。
(1年・村元)