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齋藤ゼミ

【活動報告】旭川市明星中学校2年生の主体的な学級活動に参加しました

2024年12月04日 水曜日 / カテゴリー 齋藤ゼミ

2024年12月4日に旭川市明星中学校の主体的な学級活動(担当 夏井一哉教諭)に参加しました。テーマは「『理想の明星中最上級生』って?」でした。1年生から4年生まで4名の大学生が同校に伺いました。体育館に2年生3学級が集まり、3グループに分かれて進行しました。学年協議会の生徒が自主的に会を進行していきました。

最初に夏井一哉先生から「理想と現実のギャップにどう向き合うか」、そしてそのために「新たな気づきとの出会い」が大事だという話がありました。家庭と学校という狭いコミュニティにいる中学生にとって私たち大学生との出会いは「新しい出会い」です。それを受けて私たち大学生は、これまでの人生について語りました。

鎌田隼太朗(1年)は「理想の自分」について聞かれました。ある女子生徒から「私メンタル弱いんですよね」という発言がありました。それを受けて「(理想通りに行かなくても)自分を責めすぎない。辛くなったら他人を頼る」と答えました。若林蓮人(2年)は、「部活で辛い時はありますか」という質問に対して「辛い時は周りの人たちと話して、自分を見つめ直す、自分を受け入れることで新しい一歩を踏み出せる」と答えました。ディスカッションをしていく中で、ある男子生徒は「理想の学校とは何か」という問いに対して「楽しい学校の構成内容として、毎日あるものだからこそ授業を楽しく受ける、友人や先生方に感謝する、とか、こういうことをやっていったら楽しい学校になるんじゃないか」と答えました。その発言を聞いていた伊藤穣(4年)は「きちんと現実を見ながら考えている」と感動しました。藤澤朋佳(4年)は聞いている生徒たちの姿勢・態度が素晴らしいと思いました。相手の顔を見て話す、頷く、共感する、発言が終わったら拍手をするなどを自然と行なっていました。ディスカッションの最後においても中学生たちは活発な意見交換をしていました。そこで若林は「些細な幸せが当たり前じゃないこと」と「新しいことにチャレンジすること」の大事さを中学生に話しました。中学生の気持ちに刺激を受けた50分でした。

この学級活動に参加して、日常の教育実践の重要性に改めて気づきました。生徒たちの主体的に大学生やクラスメートと関わって自己開示をしていくパワーを感じました。このような学習態度は一朝一夕で身につけることはできないと思います。普段から夏井先生をはじめ2学年担当の先生方の細かな教育実践の積み重ねの結果ではないかと思います。伊藤と藤澤は4月から中学校の教壇に立つ予定です。子どもたちの心の声を引き出しながら、それぞれの形で自己表現できる教室環境を創っていきたいと改めて心に誓いました。(文責 伊藤穣、藤澤朋佳、若林蓮人、鎌田隼太朗)

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