食物栄養学生・看護学生による調理教室 ~透析患者さんと共に~(9月18日)
旭川大学短期大学部 生活学科 食物栄養専攻 柴山ゼミ生と一緒に、透析療法を受けられている方とご家族の皆様との調理教室に参加させていただきました。
保健看護学科 成人看護学領域では、慢性的な健康障害を有す人やその家族がセルフケア能力を活用し、その人らしく生活できるための看護を学んでいます。“その人らしく生活されている人の思いや生活を知る”ことは、机上の学習だけではわかり得ないことです。実際に透析療法を受けられている方やご家族の皆様と触れ合わせていただくことで、いろいろなことを感じながら学ぶことができます。また、学生時代から医療チームにおける一員として、他職種(栄養士)との連携を学ぶことはとても重要なことです。
今回、柴山先生からお誘いをいただき、貴重な体験をさせていただきました。その様子を紹介します。
-食物栄養学生(柴山ゼミ生)との試作と打ち合わせ-
*柴山ゼミ生から献立の作り方を教えてもらい、実際に調理しました。
*野菜の切り方や湯でこぼしについても教えてもらいました!
*一人暮らしの看護学生は、いつものことですが…自宅生は自分で食事をつくるのかなぁ!? 真剣です!
*最初はデザートからつくります。教員も一緒につくります。
*だいぶん出来上がってきました。いよいよ盛り付けです!
*きれいに盛り付けることで、食欲もわいてきます!
*ついに完成です!おいしそう!!
*いただきます!! おいしい!! 笑顔になります!!
*柴山ゼミ生の皆さん、いろいろ教えてくださりありがとうございました
-9月18日、透析患者さんとご家族の方との調理教室-
*看護学生も挨拶をさせていただきました。
*だてクリニック看護部長様からご挨拶をいただきました。
*柴山ゼミ生から献立の作り方の説明がありました。
*早速調理開始です。各グループとも和気あいあいと楽しみながらすすめています。
*皆さん、いつもお食事をつくられていますので手際が良く、看護学生はいろいろと教えていただきました。
*献立を考えられた柴山ゼミ生から食事基準の説明を受けた後、皆でお食事をいただきました。
*どの献立もとてもおいしく、また、皆でコミュニケーションを図りながらのお食事はとても楽しいものでした。
病気をもちながら生活される人にとってのお食事はとても重要です。お食事は“療法”だけではなく、「おいしい」「楽しい」「うれしい」などと感じられることがとても大切です。しかしながら、毎日自分(家族)の状態に応じた献立を考えて作るとなると、「しんどいなぁ…」と思うことも多々あるでしょう。看護者は対象者やその家族が抱くさまざまな思いを受け止めて、その人やその家族らしく病気とともに生活できるよう支援していく必要があります。
今回参加された皆様は、「おいしかった、楽しかった」と言ってくださり、とても嬉しく温かい気持ちになりました。そして、このように楽しみながら皆でお食事を作りいただくことの大切さも感じました。
患者会の皆様、だてクリニック看護部長、管理栄養士、職員の皆様、柴山先生、柴山ゼミ生の皆様、このような貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。看護学生が皆様と触れ合わせていただき、多くのことを感じ、学ばせていただきましたことに感謝いたします。