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長濱ゼミ

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第9弾(研究ゼミナール)

2024年09月24日 火曜日 / カテゴリー 長濱ゼミ

長濱ゼミ研究ゼミナール(4年生)の活動報告です。

 

皆さんこんにちは。コミュニティ福祉学科4年の福原知謹(フクハラトモチカ)です。

 

 

 

本州はいまだ30度を超える残暑が続いておりますが、

北海道は、日中は20度程度と過ごしやすく、夜間~明け方は10度前後となんなら少し肌寒いぐらいの気温で、秋の訪れを感じる日々になってきております。

 

気温の変化に身体がついていきませんが、皆さんもどうぞご自愛いただければと思います。

 

 

 

 

さて、本日の記事は、

昨年度から長濱ゼミの学生が参加しております、

 

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会

 

の、定例事例検討会および勉強会に去る8月31日に参加してきました。

 

 

 

昨年度から、鷹栖ソーシャルワーカー懇話会に関しての記事を書いているので、

ここで、懇話会の概要に関して振り返ればと思います。

 

 

 

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会とは・・・主に鷹栖に在住のソーシャルワーカー(以下、SW)を中心として、毎月1回開催され現在通算135回(つまり11年間)続いている団体であり、

勉強会や事例検討会を行っている団体です。

 

 

メンバーとしては、

障害者総合相談支援センターのSW、鷹栖町の行政の福祉課、相談事業所や福祉事業所のSW、社会福祉協議会のSWや包括支援センターのSW、小学校の先生そして長濱先生などがメンバーとしています(総勢30人強)。

ちなみに、僕も2022年の5月からこの鷹栖ソーシャルワーカー懇話会のメンバーとして所属しております。

 

 

 

 

バックナンバーはこちら

 

2023年度

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第1弾

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第2弾

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第3弾

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第4弾

 

 

2024年度

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第5弾

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第6弾

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第7弾

鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第8弾

 

 

 

 

8月31日に行われた事例検討会の議題は、

 

「不登校になっている精神疾患の被保佐人の子供への関わりについて」

 

事例検討を行いました。

 

 

 

(事例提供後にグループディスカッションの開始です)

 

 

 

 

※事例検討に関しての考察は「鷹栖ソーシャルワーカー懇話会参加報告第2弾」の記事にまとめておりますので、ご参照ください。

 

 

 

 

この議題における【保佐人】は、「成年後見制度」に関わるもので、

(※成年後見制度に関しても長濱ゼミのバックナンバーに記事をまとめております。

家族の会の学習会に参加

 

 

今回は、鷹栖ソーシャルワーカー懇話会のメンバーの方が【保佐人】をしているジレンマスタディーに関しての勉強会となりました。

 

 

 

福祉を学んでいる人間として、福祉つまりソーシャルワークはなんなのだと考えた場合は、

一つの指標としては、以下のものがあげられます。

 

 

IFSW(国際ソーシャルワーカー連盟)及びIASSW(国際ソーシャルワーク学校連盟)が2014年に採択した定義として、

「ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理はソーシャルワークの中核をなす。ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学および地域・住民固有の知を基盤として、ソーシャルワークは、生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける。この定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい。」と定義をしています。

 

 

つまり、この定義にもあるように、社会の充足と変革に働きかけ、また、社会で足りない部分は開発するために、【学問】として追求しなければならないというわけです。

 

 

しかし、職域として【保佐人】という点で考えた場合、

【保佐人のできる事・役割】とは、

  • 「代理行為目録」という代理権が決まっているもの
  • 包括的な同意権(被保佐人が単独で行った行為を後から取り消すことが出来る権利)

Ex.不当な契約におけるクーリングオフなど

  • 身上配慮義務(本人の意思を尊重し、かつ、その心身の状態及び生活の状況に配慮して補佐の事務にあたらなければならない(民法875条の5)

 

 

と職域のみで考えると範囲が限定的であることも考えられます。

 

 

【保佐人】としての自分と、ソーシャルワークを行う自分との葛藤

 

 

この内容に関し、様々な意見を踏まえながら勉強会を今回は行いました。

 

 

 

(情報の視覚化と共有に板書は欠かせません)

 

 

 

最後に自分自身としては会においては以下の意見を述べさしていただきました。

 

 

 

長濱先生にご教授を受けている中で先生の言葉にこのようなものがあります。

 

「福祉は人なり」

 

日本の社会福祉の父である糸賀一雄の言葉で、本来の意味とは違うかもしれませんが、

福祉は手を抜けばいくらでも手を抜くことができるものであると思うし、

やればやるだけ、まだ足りない、もっとこうすればよかったのではと探究の沼にはまっていくものだとこの言葉に隠れたメッセージがあると僕は思っています。

 

パイオニアとして、~さんが行いたいことが、今はそれを実践している人が少ないとしても、

その人にとってニーズがあるかもしれないことを無視してなにもしないことよりも、

実践して展開するほうが人と人、さらにいうなら人と地域へと繋がっていくのではないでしょうか。僕はそう思うので、是非とも実践を頑張ってほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

鷹栖ソーシャルワーク懇話会にご興味がある方は、メールをいただければと思います。

 

連絡先 長濱章雄

 

 

今回も、懇話会終了後にボッチャの練習をしました。

 

 

(今回目指しているボッチャ大会は、ゼミにおける別予定のため参加できません。残念!)

 

 

 

 

旭川市立大学

コミュニティ福祉学科4年

福原知謹

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