令和5年度 旭川ウェルビーイング・コンソーシアムの合同成果発表会に参加
長濱ゼミ専門ゼミナール(3年生)の活動報告です。
皆さん、こんにちは。
コミュニティ福祉学科3年の福原知謹(ふくはらともちか)です。
今学期である3年生としての時間もあと2か月を残すところとなりました。
月日がたつのは早いもので、今期から始動した我ら長濱ゼミですが、
無事に長濱先生と我ら3年生、二人三脚いや三人四脚で走り切ったと思っております。
今までの長い大学生活から導かれた経験による肌感覚でありますが、
ゼミというものはなんなのかと考える時があります。
僕は、ゼミというものは、学生の自主性により形成される「もの」と考えております。
では研究室の指導者である先生はどのような存在なのか。
それを考えた場合、
それは、「機会」を提供してくれる存在なのでしょう。
その「機会」の提供としても、このブログでの発信はとても大事なツールであると考えています。
毎日、朝から晩まで様々な学術面での機会があり、忙しい日々をすごし、
そしてその学びの深さから導かれる様々な課題や無力感なども感じることもありますが、
その一つ一つが「目的」に向けた未来に対する布石であると思い日々を過ごしております。
どうぞ、来年度。
僕らが4年生になっても発信の継続を見守って頂ければと思います。
さて、前振りが長くなりましたが、
本題に入りますとタイトルにも書きました去る1月21日に、
「令和5年度 旭川ウェルビーイング・コンソーシアムの合同成果発表会」に参加してきました。
【旭川ウェルビーイング・コンソーシアムとは、
旭川市にある高等教育機関(4大学1短大1高専)と関係団体とでの知の連携体として設立され、
学生および地域住民の人材育成と地域活性化につながる共同研究において、自治体、地域、地場産業とも連携した取り組みをする団体だそうです。
(今回、合同成果発表への参加依頼を受けてその設立意図を調べました)】
この「令和5年度 旭川ウェルビーイングコンソーシアムの合同成果発表会」は、ポスターセッションを採用されており、
以下が、今回長濱ゼミとして発表したポスターになります。
(今回は、ポスターの提出締め切りまで日数があまりない状態で旭川ウェルビーイング・コンソーシアム参加への依頼を受けたので急ピッチでポスターを作成してタイトな日々を過ごしたなというのが率直な感想です)
始めの挨拶にも書きましたが、本、長濱ゼミは今期に始動したゼミであり、
研究として「知的障害者を抱えている当事者とその家族に目を向けた研究」を行っております。
その活動の一環は、長濱ゼミ各ブログ参照して頂ければと思います。
以下、時系列順のリンクです。
抄読会編
前期では、このゼミ活動の全体で集まる時間では2回抄読会を開催しました。
抄読会用の論文としては、レビュー論文を使用しております。
2:第2回抄読会
フィールドワーク編
フィールドワークでは、社会福祉法人【ゴーシュの櫓(やぐら)】が運営する生活介護事業所【アトリエトムテ】に行ってきました。
内容としては、アトリエトムテが運営・企画する【2023:トムテまつり】に、おまつりのお手伝い及び生活介護事業所に通所されているご利用者様のご家族のお話を聞くためとなります。
以下、その当時のブログ記事ですご参照ください。
当事者家族インタビュー偏
研究の一環として子どもが障害者支援施設や共同生活援助(グループホーム)を利用している家族への個別インタビューを実施し、
その結果、福祉サービス利用時の葛藤などを踏まえながら子どもの生活の安定や親自身の将来への不安が軽減もしくは解消されている実態がみえてきました。
また、障害者支援施設の元職員に当時の当事者家族の子どもを預けるときの葛藤なども聞き取り調査を実施しました。
家族会発足偏
現在在宅生活を送っているご家族との意見交換の場に同席させていただきました。
その中で、共同生活援助等の福祉サービスの利用を視野に入れているが、
福祉サービスの質への不安や自立のタイミングといった課題、
親自身の高齢化に伴う将来への不安といった背景を知ることができました。
それと共に、ご家族の自助としての動きとして、家族会発足の場にアドバイザーとして参加しまいた。
この、
抄読会編
⇓
フィールドワーク編
⇓
当事者家族・元職員インタビュー偏
⇓
家族会発足偏
をもって、3年生が終了する流れとなります。
この活動を今回は質的研究として「中間報告」にまとめポスター作成をし、旭川ウェルビーイング・コンソーシアムに参加したという流れになりました。
今回は、残念ながらポスターセッションとしては、表彰台に立つことができませんでした。
研究としては中間発表であり完結してないという点と、準備不足が露呈したのかなと自己評価しています。
(さらなる頂きに向かいます。)
来年度からは、この3年生の間の質的研究の結果をもって、量的研究にアプローチしていくこととなります。
来年度には研究の完結とともに、旭川ウェルビーイング・コンソーシアムに再挑戦していく所存です。
コミュニティ福祉学科3年
福原知謹
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1/1の石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震からはや1カ月が過ぎようとしております。
この地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からのお見合いを申し上げます。
また、被災者および取り残された動物達の救済と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。
被災地では、相次ぐ余震と寒さの中、不安が募る状況が続いておられますが、皆さまの安全と、一日も早い復興をお祈りしております。
そして、僕ら、福祉を学んでいる身としては、バリアを抱えている方々の生活が生きづらい環境になっていないか、地域での支援体制に注視し、「障がい者と防災」も重要なテーマとして考えています。
インクルーシブ(誰も取り残さない)な世界の構築、そのための福祉の発信を常に心がけていきたいと考えます。