令和5年度 旭川ウェルビーイング・コンソーシアムの合同成果発表会準備
専門ゼミナール活動報告です。
当ゼミでは主に知的障害を抱えている当事者とその家族に目を向けた研究に取り組んでいます(各ブログ参照)。
今期フィールドワークでは、研究の一環として子どもが障害者支援施設や共同生活援助(グループホーム)を利用している家族への個別インタビューを実施しました。
その結果、福祉サービス利用時の葛藤などを踏まえながら子どもの生活の安定や親自身の将来への不安が軽減もしくは解消されている実態が見えてきました。
また、現在在宅生活を送っているご家族との意見交換の場においては、多くの方が共同生活援助等の福祉サービスの利用を視野に入れていること、しかしながら福祉サービスの質への不安や自立のタイミングといった課題、親自身の高齢化に伴う将来への不安といった背景があることが感じられました。
そのような聞き取り等の予備調査を踏まえて、今後の取り組みとして当事者が在宅生活を送っている家族を対象にアンケート調査の実施準備を進めています。
この取り組みは4年次の研究ゼミナールへつなげていくものであり、今後の取り組みによって量的研究による一定の成果を目指しています。
今回は中間報告として、
旭川ウェルビーイング・コンソーシアムにおける令和5年度 合同成果発表会においてポスターセッションを行うことにしました。
途中経過としてのまとめになりますが、
自分たちの1年間の取り組みの振り返りとして有意義な内容にすることができればと思います。
ポスターセッションのための構想を練っている専門ゼミナールの熊谷さんと福原さん
よりよい成果につながるように進めていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
長濱専門ゼミナール一同