鷹栖共生会見学ツアー 大雪の園編
2年生の展開ゼミナールにおいて、7月15日土曜日に前期フィールドワークを終了しました。
今回のフィールドワークは、複数の事業所を抱える鷹栖共生会の見学行うこととして、事前にゼミ内で学習を行い理解深めたうえで見学ツアーを企画しました。
鷹栖共生会の事業所すべてを事前学習し、学びのまとめを行い、その中で3か所見学するという予定を立てました。
結果的には、豆腐料理の伝承館も見学できましたので、4か所になりました。
報告の第1回目は、障害者支援施設の大雪の園と伝承館の見学の様子をお伝えします。
それではゼミ生みなさんの感想を入れながら話を進めていきます。
展開ゼミナールのゼミ生が7名ということで、日産セレナ8人乗りをレンタルしました。
(「さあ出発!」とセレナに乗り込みです。とても乗りやすい車でした)
最初の大雪の園に到着しますと、石山園長自らお出迎えをいただき、大雪の園敷地内、豆腐料理の伝承館をご案内いただきました。
(少し緊張気味の皆さんです。石山園長の暖かいお出迎えありがとうございます。)
敷地内がとても広くて、マイクロバスでの移動で見学をしました。
(見学を開始!ワクワク感も大きかったのではないでしょうか)
大雪の園を見学して 小野寺悠
「優しく丁寧に」を意識することで利用者への配慮や、職員同士が認め合うことに繋がることや、変化に早く気付くよう細かく観察することで、言葉で表現することが難しい利用者へ迅速な対応をできるよう心掛けているなど実際に働く人の貴重なお話を聞くことができてよかったです。
敷地内には利用者さん個人の家が建てられています(奥の2棟)。
一人で暮らしたいという個人の要望を実現しています。
大雪の園を見学して 柿崎准基
大雪の園は名前の由来の印象が強く残っています。実際に大雪の園に行ってみると大雪山が綺麗に見え、名前の由来の大雪の部分は大雪山からきていると聞いた時に納得しました。それだけではなく、大雪の園を今の鷹栖町にした理由に、大雪山が見えるだけでなく、「地域で障害者に関わってくれる気持ちがある」という地域でみんなの問題に取り組むという説明を受け、鷹栖町民の優しさが伝わってきてとても良かったです。
大雪山を一望できる園庭からの眺め。曇天が残念でした。
園庭から見た大雪の園の本体施設になります。築30年以上が経過している施設とは思えないモダンできれいな建物です。
大雪の園を見学して 田中朝陽
大雪の園は1人1人の個人の意見を受け入れ、住みやすい環境作りをしていることが知れました。例をあげると施設の他に独立した家があることで、これは、1人の時間を快適に過ごすために施設が考え実行したことです。他にもおうち寮ではそれぞれの特性をいかし、自由な部屋作りにしていること。また身体障害のある方に対してもトイレや入浴など工夫した施設整備だと感じました。
今回のフィールドワークで障害を持った方と触れ合う機会は2回目になりますが、まだ緊張と不安がありました。いきなり手に触れたり、自分たちにはわからない行動を見ると、どう接すればよいかわからなく感じました。フィールドワークを終わってから考えるともう少しこんな行動をとればいいじゃないかと後悔もありますが、とても勉強になったので今後この経験を生かし取り組みたいと思います。
伝承館では、事前学習で調べて店内の様子を見たかったので見学できてよかったです。店内に大豆の匂いが強く、伝承館ならでのこだわりがある豆腐作りをしていることを感じました。ぜひ食べてみたいです。
大雪の園から見た伝承館
全てが素晴らしい眺望であることが分かります。
コロナ過にて休業していた伝承館の内部です。現在は再開に向けて準備中となっています
伝承館では、豆腐の製造は継続されており、ダイイチスーパーやイオン西店で購入することができます。
。
敷地内には散歩コースも整備されており、1周約1㎞のコースとなっています。
暑い夏も涼しく、足にも優しい素敵な環境です。
(少し雨模様のため、歩いていませんが、ゆっくりと散歩を楽しみたいところです)
大雪の園を見学して 鵜野ひかる
私は今まで障がいを持つ人が利用する入所施設というのを見たことがなく、どんな場所なのかあまりイメージが湧かなかったのですが、実際に施設の中を見学してみると利用者の方が各々好きなことをして過ごしていて、とても自由な空間だったことに驚きました。
利用者の方のお部屋も見せていただいたのですが、ぬいぐるみや絵などの作品が飾ってあったり、人によって部屋の中が全然違っていて、利用者の方それぞれの個性が表れていました。
敷地内(環境)の案内に続いて敷地内にありますおうち寮の見学になります。
おうち寮の素晴らしさにみなさん聞き入っています。
(石山園長の熱い思いがみなさんの胸に染み入ります)
大雪の園を見学して 北田彗志
大雪の園を見学する中で大雪の園の園長さんや副園長さんも話されていた、「利用者の考えを尊重、利用者も一人の人として不自由なく暮らして貰えるような施設を」という考えがたくさん入っている施設だと感じました。
特におうち寮にこの考えが入っていました。おうち寮では、ユニット型の施設になっていて1部屋にリビング、寝室、風呂、トイレ、台所、玄関が設備されていた。設備が多いのではないかとの声もあったと施設長さんは話されていましたが、最低限の設備だけを備えるのは、利用者の一人の人としてしての生活と違うのではという考えにより、台所や玄関も設置していると話されていて、私も今まで持っていた「ユニットケア、ユニット型の施設」に対する考えが変わりました。
その他にも、副園長さんが話されていた職員が心がけていることとして、「利用者の中には自分の感情を上手に表現することが難しい方もいるから利用者の小さな行動からその思いや感情に気付けるように心がけている」というお話を聞き、利用者本位、利用者やその家族に寄り添う事の大切さを改めて感じたと共に、大雪の園が考える「利用者の考えを尊重、利用者も一人の人として不自由なく暮らして貰えるような施設を」ということについて理解できました。
ここから施設内の見学になりますが、ここでも柴崎副園長自らご案内をいただき親切丁寧なお話をたくさん聞くことができました。
(通所の方が利用されているフロアで活動内容の説明を受けています)
大雪の園を見学して 山原愛里
大雪の園では、おうち寮など、様々な障害特性に合わせた環境整備をしており、利用者の希望に最大限そった支援が行われていることがわかりました。
施設内にはいろいろな作品が展示されています。
とても素敵な絵もたくさん飾られています。
大雪の園を見学して 高田凌矢
大雪の園では、利用者の希望に沿ったものを実現できるように最大限の努力をしていました。しかし、施設にいる利用者は、自分の思いや考えを発言することは難しい方が多く、行動で示している声なき声の行動の理由を発見し、変化を見つけることが職員として重要であることを学びました。
また、職員同士のコミュニケーションはチームづくりにとって欠かせないものであるため、「やさしく・丁寧に」をモットーに努力されていることを知りました。
全ての見学が終わりましたら、フロアで石山園長・柴崎副園長との意見交換会を行いました。
聞きたいことはたくさんありますが、時間が迫ってくるという残念さもありました。
きっと1回の見学や交流では、まだまだ学び足りないと感じたことでしょう。
(石山園長・柴崎副園長の話に熱心に耳を傾けています)
大雪の園の見学後に、正面玄関で記念撮影をしました。
みなさん緊張もとれたようです。
次は地産地消のお店チコリへ移動です。
チコリ見学の記事は次回のアップをお楽しみ!
長濱ゼミナール一同