【任ゼミ_活動レポート】2023学外活動3〈専門ゼミ2〉
*「教育研究活動 ㏌ 韓国」の報告
任ゼミの専門ゼミナールでは、教育研究活動の課題である「日韓の地域福祉現場における専門職の役割」を学ぶため、11月22日~25日に韓国の福祉施設3ヶ所を訪問しました。
①幸せな学校 発達障害者の職業訓練施設
発達障害者の「夢を現実に希望を職業に」という理念の下、発達障害者に地域社会とのコミュニケーションを図り、働く幸せを得る機会を提供しています。
幸せな学校では、様々な教育・訓練プログラムを行っています。
・職業適応訓練
作業所では、ベーカリーや焙煎やバリスタなどを行い、仕事のスキルや作業を取り組む姿勢を教育しています。
・日常生活と家事生活訓練
職業訓練だけではなく、日常生活における家事や生活スキルを訓練する支援を行っています。
利用者さんも職員さんも明るく迎えてくださり、韓国の障害者支援について学ぶ貴重な経験となりました。
②アンサン市立老人専門療養院
アンサン市立老人専門療養院は、2005年に開園した高齢者施設です。
入所者は80名で、韓国の介護保険である「老人長期療養保険制度」の1~5等級の施設給与判定を受けた高齢者とアンサン市自治体で1年以上居住した高齢者が入所できます。
最初に、施設の概要について説明を受けた後、施設内を見学させてもらいました。
見学中もボランティアの方々が利用者さんと一緒に体操を行っている等
ボランティアや地域住民とのかかわりを大切に施設運営していることを学びました。
③社会福祉法人 カンムル
社会福祉法人カンムルでは、児童・高齢者・障害に加えて外国人相談支援センターなど幅広い福祉事業を行っています。
この社会福祉法人カンムルは、社会福祉館の中にあり、運営を行っています。社会福祉館には、福祉の相談・支援の場に加えて、子どもたちが遊ぶ場や高齢者のディサービスやサークル活動など様々な地域住民の交流の場や居場所となっている施設です。
アンサン市は外国人労働者が多い場所なので、外国人に対しての支援を行っています。
今回の韓国での学習では任先生をはじめ、いろいろな方にご協力のもと研究活動を終えることができました。そして急な日程変更があった中でも、施設訪問を歓迎していただき、様々な質問にも答えていただくことができました。また、韓国の福祉施設を見学することで日本との違いやその背景を知る機会になりなした。
今回の韓国訪問で得た学びを今後の学習でも生かし、広い視点で学んでいきたいと思います。
(文責:小野晴菜・須藤花凜)