「教育実習事前指導」の「現役教員との座談会」に、本学卒業生の夏井一哉先生と木村唯菜先生が来てくれました。
2024年12月20日(金)に、来年度教育実習を行う3年生向け「教育実習事前指導」における、毎年恒例の「現職教員座談会」に旭川市明星中学校から夏井一哉教諭、木村唯菜教諭が出席し、教員として働く喜びや楽しさ、厳しさや悩み、来年度教育実習に行く上での心構えや準備しておいた方が良いことなどを語ってくれました。3年生からは「生徒との関係性の作り方」「教師が違和感を持ってしまう生徒と、どのように向かい合うのか」「特に地方の高校はほぼ全入時代で、子どもたちにどのように勉強してもらうのか」「学校はブラック職場と言われているが本当はどうなのか」「なぜ(大変な仕事と言われる)教師を目指したのか」など多くの率直な質問が出ました。
夏井教諭と木村教諭からは「生徒対応はチームで行うからこそ、先生同士の情報共有が大事」「先生たちには、和気あいあいとしている職員室の雰囲気が重要。それがあれば乗り越えられる」「(勉強に向かわない子どもには)本人が今後より良く生きていくための『形』を一緒に寄り添って見出す」「(学校はブラック職場と言われているけれども)やはり子どもをから頼られると嬉しいし、何とかしたいと思う。そこに責任を感じて、責任を持ってやる。それが自信にもなっている」「小学校や中学校で会った先生たちの存在が大きい」「そもそも学校が好きだった。先生になりたいと思った」といった回答がありました。
たまたまこの日の午後に、旭川市明星中学校の2年生向け学級活動に関わっていたこともあり、卒業生である夏井教諭と木村教諭の仕事ぶりも拝見できました。卒業生の活躍を見て、学生たちも意識を新たにしたと思いますし、担当教員として大きなエネルギーをもらいました。多忙にも関わらず、金曜日の夜に後輩たちのために時間を割いてくれた2人に大変感謝しています。ありがとうございました。