旭川大学震災ボランティアサークル円陣~EnginE~第18回活動報告
Ⅰ 活動日程
2019(令和元)年9月1日(日)~9月5日(木)(移動日含む)の5日間
Ⅱ 活動場所
岩手県宮古市災害公営住宅(和見、近内、八木沢)ならびに公民館(西上村、鍬ヶ崎、磯鶏)計6カ所
Ⅲ 活動目標
私たちのモットーは「必要とされる限り関わり続ける」です。岩手県宮古市では道路や建物の復興は進んでいますが、心の復興はこれからだと思います。そこで以下の目標を掲げました。
- 住民の方々と楽しい時間を過ごす。
- 利用者に「寄り添う」意味について、より深く広く考える。
- 地域とより繋がるためのきっかけを作る。
Ⅳ 活動概要
今回の活動の参加メンバーは、学生5名と教員1名の計6名でした。1日に旭川を出発し、八戸、盛岡を経由して2日の朝に宮古入りしました。4日夕方まで計6カ所の災害公営住宅ならびに公民館の集会場で活動をしました。内容は「お茶っこ」(お茶を飲みながらお話をする活動)、「ジョ・ヒョンサンゲーム」、カラオケ交流会、行けなかったメンバーからのビデオレターでした。ちなみに「ジョ・ヒョンサンゲーム」とは参加者の一人、留学生趙炫相(経済学部1年生)についてのゲームです。利用者の皆さんのお孫さんと私たちはほぼ同年齢なので、非常に盛り上がりました。また初めて宮古に来たメンバーが3人いたので、田老と浄土ヶ浜でフィールドワークを行いました。
なお旭川大学短期大学部生活学科生活福祉専攻の学生の皆さんから預かった5,000円を宮古市社会福祉協議会に寄付しました。
Ⅴ 活動を通して感じたこと
今回も初参加のメンバーは「私たちに何ができるのか」など不安なことだらけでした。最初はすごく緊張しました。しかし最終的には私たちが宮古に行き続けることに意味がある、と強く感じました。
今回の活動でも住民の皆さんとの合唱は印象に残りました。歌の素晴らしさを感じました。特に「花は咲く」の合唱は大いに盛り上がりました。この曲は宮古市の皆さんにとってもやはり特別な曲だと改めて思います。前回も参加していた学生の名前をきちんと覚えていてくださり感動しました。また初参加の1年生の個性が光りました。例えば留学生の趙炫相の愛嬌は多くの笑いを生みました。韓流ブームはまだまだ健在です。中村里菜(経済学部1年生)の語学力にも驚きました。桑島麻衣(保健福祉学部1年)の細やかな気配りも光りました。皆の強みが生きた活動だったと思います。
今回は利用者の皆さんからメッセージ・カードをいただきました。その中から一部を紹介します。
最後の方のメッセージでは「最幸」と書いてくださいました。とても嬉しかったです。
次回は高齢者の皆様との活動とともに、宮古の子どもたちと吹奏楽を楽しみたいと思っています。
今回、お世話になった宮古市社会福祉協議会の飛澤由香利様、住民の皆様、ゲストハウス3710の皆様、旭川大学の教職員の皆様、心より感謝を申し上げます。
(写真は全て掲載許可をいただいています。)