はじめての当事者研究
11月2日(土)、本学にて「当事者研究ネットワーク全道交流集会」が初めて道北地域で開催され、全道各地から参加者を迎えました(旭川市立大学が共催)。午前は、精神保健福祉援助実習で毎年お世話になっている社会福祉法人浦河べてるの家の向谷地生良理事長(北海道医療大学特任教授)が「地域で生活するために」と題し基調講演。向谷地氏はさらに、村本好孝氏(株式会社ここから代表取締役)や障害当事者の皆さんとディスカッションで当事者研究の価値や役割を深め合いました。午後は3部に分けてのトークセッション。第1部の「初めての当事者研究」では、北村ゼミの学生4人衆が登壇し、「最近、苦労していること」「苦手なこと」「自分がイケていると思ったこと」などを開示し、他の障害当事者とともに、自身の「生きづらさ」と向き合い、生活スキルを前進させるロールプレイを体験しました。第2部「オープンダイアローグの7原則とロールプレイ」第3部「家族の当事者研究」でも、それぞれに普段の授業では得られないたくさんの学びがありました。なお、研究室とゼミでは、この他に企画の準備と当日の運営にも積極的に関わり、行動するソーシャルワーク実践を展開しています。
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基調講演する向谷地生良氏(右から2人目)
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昼食休憩時に向谷地先生と打ち合わせするゼミ生
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初めての当事者研究を体験
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ゼミ生は書籍販売や録画など運営にも尽力