高齢者の持てる力を生かしながらの排泄援助
今日は2年生の「老年看護学活動論Ⅰ」の授業で、ポータブルトイレ(ベッドの横等に設置する簡易トイレ)への排泄動作を援助する演習を行いました。
既習の移動動作の援助を生かしながら、与えられたケースについて、2度自己学習や授業を通して見直し、各自が考えた手順の実施です。
同じ患者でもちょとずつ違う、様々な援助手順が「ここどっちがいい?」「でもそれだと患者がやりにくそうじゃない?」と言いながら試されました。
患者はおむつをしていて、座位から立位への移動またはその逆には介助がいるものの、多くのできる日常生活行動(食器で食事を摂るなど上肢の運動機能に支障なし)があります。
しかし、ついついズボンを下ろしてあげて、お尻を拭くトイレットペーパーもたたんで切って渡してあげて…と介助しすぎてしまいます。
患者のできることをしてしまうと、あっという間にできなくなってしまうのが高齢者。私達のおせっかいが寝たきり高齢者をを生まないようにしないといけません。