鷹栖共生会の事業見学(展開ゼミナール)
展開ゼミナールの活動報告です。
後期フィールドワークで2回計画を立てていた事業所見学の最後となります。
今回の見学は、鷹栖共生会の共同生活援助事業所、相談支援事業所あいびぃ、就労継続支援B型事業と生活介護を展開しているみらい(Mirai)を見学しました。
鷹栖共生会では、共同生活援助を鷹栖町に4か所、旭川市に10か所て展開しており、今回は鷹栖町のグループホームさゆりの見学です。
利用者される方のことを第一に考えた作りに見入ってしまいました。
(鷹栖町で開設されている4か所のグループホーム)
(共同生活援助事業について松原施設長より説明を受けました)
髙谷 柚美香
グループホームさゆりを見学させていただいた時、ある方の部屋には様々なところにベルが置いてあった。そのベルは何かあった時に職員を呼べるようにという意味であった。このような一人ひとりのニーズにあったような部屋であると感じた。
相談支援センターでは、たくさんのお話を聞いた中で、利用者の方と家族の関係性について考えされられた。利用者の方の中には発語が難しく自分の感情を理解されにくいこともある方もいる。そのため私たちがどれだけ歩みより変化に気づけるかが重要であると考えた。
Miraiでは、厨房から店内が見えることによって利用者の方が自分が作ったものが実際売れるところを見られるという仕事に対するやりがいを感じることが出来るというお話を聞いて、ただ支援を受けるだけではなく、自分の役割に対して理解し責任をもってやることが改めてとてもステキであると感じた。
(相談支援事業について、近野相談支援課長より説明を受けました)
南保 衣里
グループホームさゆりの見学で、それぞれの部屋には内側から鍵がかけられるようになっていたり、共有玄関とは別に個別の玄関がついており外に出ることができたり、シャワーやキッチンがあったりなど、利用者の権利が尊重されており、実際に一人暮らしをしているような感覚が持てるように工夫されていた。また、夫婦用に作られた2人部屋や利用者さんの中に90歳の方がいることにも驚いた。90歳の方の部屋には、すぐに駆けつけられるように、あらゆる場所にカメラとかではなく、ベルが置いてあり、監視をすることなく利用者さんに寄り添う支援がなされているのだと感じた。
相談支援センターでは、相談支援専門員が実際に対応しているリアルな事例を沢山聞くことができ深い学びを得た。
さらに、ミライでは直接利用者さんのパンを作る姿を見ることができ、工賃のお話まで詳しく聞くことができた。パンはどれも美味しそうで選ぶのが大変だった。見た目だけでなく、味もとても美味しかった。是非また食べたいと思った。
(明るく素敵な空間の店内)
(みらい(Mirai)について、寺崎施設長より説明を受けました)
鷹栖共生会はたくさんの事業を展開しており、前期後期のフィールドワークを通してもすべてを見学はできませんでしたが、
それでも障害領域における、入所施設、就労継続、生活介護、相談支援、共同生活援助など多くのサービスの実態を知ることができました。
今回の学びを次のステップにつなげて活かしていきたいと思います。
長濱展開ゼミナール