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任 ゼミ

【任ゼミ_活動レポート】2024学外活動3〈専門ゼミ2〉

2024年08月27日 火曜日 / カテゴリー 任 ゼミ

8月17日(土)旭川市障害者福祉センターおぴったにて開催された、

災害支援対策チーム 「はやぶさ」意見交換会に、参加させていただきました。

今回は4回目の意見交換会で、進行はすべて手話言語で行われます。

この災害支援対策チームは、一般社団法人全国手話通訳問題研究会(北通研)・道北支部 専門部トーク班と、一般社団法人旭川ろうあ協会高齢部が協働し、会員は聞こえない人と支援者で構成されています。現在、会員29人が、旭川市・近郊の居住地域の3チーム編成で活動しています。

2018年北海道胆振東部地震時に、旭川市で起きたブラックアウトの体験で感じたジレンマや、情報格差への問題意識が契機となり、2021年に立ち上げられたインフォーマルな支援組織です。

活動内容は、防災・災害の勉強会や、災害の情報格差への支援に通信アプリLineを活用し、各チームがグループラインをつくり、スピード感のある情報提供や、地域の情報を届けています。フォーマルな支援では難しい部分をフォローし、情報格差是正の支援が行われています。

旭川は災害が少ない地域ですが、この活動は災害時だけではなく、定期で開催される意見交換会や、非常時の情報共有のLine交流などから、顔と名前が一致する顔なじみの仲間づくりがなされ、災害対策とあわせて孤立の予防、心の拠り所として、インフォーマルならでは強みが発揮されています。

 

また、聞こえない人のインフォーマル支援の筆頭は、手話サークルで一般社団法人旭川ろうあ協会と連携し、旭川市に6サークル、近郊には3サークルが活動をされています。

以前は住まいの近く、地域に根差した手話サークルへの入会が主流でしたが、最近は住まい、地域関係なくサークルを選択する傾向があり、時代とともに変化しているそうです。

この災害支援チーム「はやぶさ」は地域別で活動されているので、もしもの時の安心(避難所は地域別)や、災害時の情報格差の不安・心配を軽減する素晴らしい互助の活動だと感じました。

(筆者:手話にて挨拶中)

 

 

 

 

本日はフォーマル・インフォーマル支援の違い、専門職のジレンマについて、あらためて考える機会をいただきました。今ある支援で足りないものをつくる、連携や協働の実践課程を学ぶことができました。

災害支援対策チーム「はやぶさ」の皆さまありがとうございました。

 

=== お知らせ ===

 

この仲間をつなげる大切なツールが「手話言語」です。

来月の9月28日(土)旭川市公会堂で、第7回「全国手話言語市区長会手話劇祭」が開催されます。

ぜひ、視覚言語である手話の世界をのぞいてみませんか?

市民ステージでは、旭川市立大学手話歌サークルド・レペも出演されます♪

参加費無料、事前申し込みは8月30日まで、まだ間に合います!!!

文責:任ゼミナール3年 宮原

 

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